政治活動中は、芸人としてメディアに出演ができないという、メディア側の規制があります（特定の候補者を応援することになりかねないため）。
正直に言って、心底悩みました。
北日本放送「ワンエフ」キャスターをはじめ、富山、福島、東京でのレギュラー出演がなくなることは、自分のアイデンティティを失うようなもの。
また、相方や事務所、家族の生活に変化は必至で、迷惑をかけてしまうのは明白でした。

しかし、この数年、仕事で富山県内各所にお邪魔し、高岡の状況について、「ダメだ」「どうにもならん」「変わらん」「良くならん」と、ネガティブな発言ばかりを耳にしています。
私は約20年間お笑い芸人として活動し、笑うことと笑顔が、どれだけ人を幸せにするか、マイナスをプラスに転じられるかを、目の当たりにしてきました。
でも、芸人にできることは、その日、その時に笑いを届けることだけ。もどかしいです。
しかし市民が関心を持ってくれる新しい政治家として、笑顔あふれる街づくりに貢献できるのではないか？と気づきました。
笑顔の街を実現できるだけのポテンシャルを、高岡市は持っています！
人材も、環境も、歴史文化も豊かです。

過去の成功にとらわれず、この歳で一から新しい道を進むことは、とても険しい道のりですが、自分の経験を活かし、人のため地域のために生きたいと思い至りました。